今年の抱負&『たべたいの』
明けましておめでとうございます!
子年ですが、我が家にネズミはいないので
ハリネズミのぬいぐるみがドヤ顔で転がっております(笑)
皆さまにとって実り多き1年となりますように!
誰も求めてないけど「今年の抱負」
…誰得でもありませんが、ブログっぽく「今年の抱負」を表明してみます。
①勉学に励み、納得できる成績を残す
大学生なので当然と言えば当然ですね(笑)
ただ、私は大学での勉強がとても好きなので、怠ることなく精進する所存です。
お世話になっているゼミの師匠のもと、レポート作成にも勤しみます。
自分で学費を払っている等、自立している学生さんが大勢いる中
「温室育ちのお嬢様」と言われないよう、ストイックに努力します。
(↑「高校時代に言われてショックだった言葉ランキング」第2位くらいの言葉です笑)
②将来のために経験値を上げる
実は、私にも将来の目標がありまして…
経験もない素人ですが「コピーライター」になりたいと考えています。
そんな私に挑戦する機会を与えてくださる恩人が現れたので
感謝の気持ちを忘れずに、将来の自分のために経験値を積んでいきます!
また、2つのアルバイトやインターンシップ、部会の活動も大切に取り組みます!
③大切な人たちを大切にする
去年、私は痛感しました。
「大切な人たちと、いつまでも一緒にいられるわけではない」
当たり前のことなのですが、あまりにも当たり前すぎて素通りしていた過去。
なんと子供だったのかと、「考える人」状態になってしまいました。
家族、友人、恋人、先生、先輩方…
これらの縁の大切さを忘れず、今年を、そしてその後も過ごしていく所存です。
長々とした「今年の抱負」にお付き合いいただき、ありがとうございました。
「ブログっぽいことしたなあ」と感慨にふけっています(笑)
ではそろそろ、本題へと移りましょう。
ようやく本題、4冊目
今回ご紹介するのは、壇蜜 著『たべたいの』(新潮新書)です。
除夜の鐘で108個の煩悩を追い払ったばかりなのに、『たべたいの』。
(決して嫌がらせチョイスではありません汗)
「何故に壇蜜さん?」と思われた方。実は私、壇蜜さんのファンなのです。
溢れ出る「素敵大人女子」の雰囲気や佇まい
豊富な人生経験と彼女の知性から放たれる、面白くて的を射た発言
チャーミングな表情。
こういうギャップの詰まった女性に、私はたいそう憧れます。
(北川景子さんや石田ゆりこさんなど…大好きです!)
と言うことで、この本を開いてみたのでした。
作品の紹介
『たべたいの』は、いわゆるエッセイ本。
『週刊新潮』で約1年間連載されたエッセイの総集編です。
題名からも分かる通り、テーマは「食べ物」。
しかし壇蜜さんは「食べることが好きかどうかを聞かれると、困る」そう。
そんな彼女と食べ物の関係が、淡々と、ユーモアたっぷりに綴られています。
この作品を推す理由
①「壇蜜」を知ることができる
29歳でグラビアアイドルとしてデビューし、不思議な芸能界人生を送ってこられた壇蜜さん。
彼女の魅力は、容姿だけではありません。
そして『たべたいの』を読了すると、彼女の豊かな表現力や考え方に興味が沸くことでしょう。
「ただのグラビアアイドルじゃないか」と侮ることなかれ。
②気軽に面白さを摂取できる
エッセイ本は、気軽な読書体験です。
しかし著者の考えを大量摂取し、疲れてしまうことも。
では『たべたいの』はどうかと言うと…
読了後の「面白かった!」がスッキリしていました。
彼女の文才も手伝い、モヤモヤすることなく、「楽しい読書だった」と思えるのです。
(恐らく個人差がありますが汗)
「本を読みたいけど、気力がない…」方がいらっしゃれば、特にオススメしたい!
個人的イチオシは第1章の「オクラ」、第2章の「リンゴ飴」第3章の「田麩」、第4章の「マイタケ」です(笑)
まとめ
今回ご紹介したのは、壇蜜 著『たべたいの』(新潮新書)でした。
新年早々、ブログを更新するとは思っていませんでしたが
読了後「すぐに感想を放出せねば!」と使命感に駆られてしまいました(笑)
お正月休みのお供に選んでいただければ幸いです!
それでは、また。
『夜は短し歩けよ乙女』
寒暖の差が激しく、風邪をひかずにはいられない日々ですね……
皆さま、いかがお過ごしでしょうか?Ericaです。
今回のブログは、「福大アドベントカレンダー」24日目の記事です。
「Active福岡大学」で溢れたブログの数々を、是非お楽しみ下さい!
さてさて、12月24日はクリスマスイブですね。
私は、授業とアルバイトとバドミントンで予定が詰まっております(笑)が、色んな過ごし方があることと思います。
「じゃあどんな本を紹介しよう?」と考え抜いた結果、読み終わった後、自然と大切な人達が頭に浮かぶ作品を選びました。
3冊目
今回ご紹介するのは、森見登美彦 著『夜は短し歩けよ乙女』(角川文庫)です。
ご存じの方がいらっしゃるかもしれませんが、私は森見登美彦先生の大ファンです!
小学校5年生の夏にこの作品と出逢い、不思議な世界観に魅了されました。
2003年に『太陽の塔』でデビュー、『四畳半神話体系』『有頂天家族』など、多くの人気作を書かれてきた方です。
2006年に単行本が発売された『夜は短し歩けよ乙女』は、2017年2月時点で累計売上130万部を超えるベストセラーとなっています。
この『夜は短し歩けよ乙女』は2017年にアニメ映画化されたので、更に多くのファンを生み出したことでしょう。
作品のあらすじ
舞台は京都。
主人公は「先輩」、とある黒髪の乙女に恋心を抱く男子大学生です。
彼は黒髪の乙女とお近づきになるべく、偶然を装って様々な場面で彼女との出逢いを目指しています。
下鴨神社の古本市、大学の学園祭……
もはや偶然ではない遭遇率(わざとなので当然なのですが笑)にも関わらず、乙女は「奇遇ですね!」の一言で済ませてしまう天然さん。
「先輩」の想いに気付く気配は全くありません。
そんな奇妙な2人を取り巻くのは、これまた個性豊かな人々。
「クセが強いんじゃ~」としか言いようのない曲者達が、作品を更に騒がしくします。
そして次々と起こる珍事件の数々、巡る人々の想い。
そんな日々の中で、何だか不思議な彼と彼女の関係は、進展するのでしょうか……?
この作品を推す理由
私の人生において特別な1冊である『夜は短し歩けよ乙女』。
「ここまで好きな理由は何だろう」と考えてみました。
①愛くるしい登場人物
変わり者しか出てこないと言っても過言ではない、この作品。
彼らは破天荒な部分もありますが、脆さも抱えていて、その人間味が愛くるしいと私は感じます。
私が特に好きな人物は、ヒロインである黒髪の乙女です。
「日付が変わるまでには寝床につかねば」と考える真面目な性格ですが、その一方、知らないことが現れると「これも何かのご縁!」と目を輝かせる冒険家な面も備えています。
そんな彼女を見ていると、「先輩」と同じく、彼女を追いかけずにはいられなくなってしまいます。
皆さんにも是非、黒髪の乙女ファンになってほしいです(笑)
②非日常なのに日常
この作品で起こる出来事はどれも不思議なもので、「私達にとっての日常」とは少し違います。
しかし、何だか身近に感じられるのです。
その理由は、人間味溢れる登場人物なのか、ストーリーの構築方法なのか、はたまた森見登美彦先生の才能によるものなのか……
その魅力の理由がはっきり分からなくて、何度もページを捲ってしまう私。
もしかして(いい意味での)罠にはまってしまったのでしょうか?
それなら、読者冥利に尽きますね。
まとめ
今回ご紹介したのは、森見登美彦 著『夜は短し歩けよ乙女』(角川文庫)でした。
小説からでも、アニメ映画からでも、充分に楽しめる作品です。
森見登美彦先生ファンが増えてくれたら、とても嬉しく思います。
もし「非日常なのに日常」の理由を解明できた方は、こっそり教えて下さいね(笑)
それでは、またお会いしましょう。
『調幻の氷翠師』
こんにちは、Ericaです!
今回から(マイペースに)本の紹介をしていきたいと思います(^^)
記念の1冊目
私が1冊目に選んだのは、麻木未穂 著『調幻の氷翠師』(富士見L文庫)。
「そもそも富士見L文庫って何?」という方のために、少し説明を。
富士見L文庫は、2014年に創設された「大人のためのキャラクター小説レーベル」。
「大人が見つけるナゾとユメ。」のキャッチフレーズも素敵です!
作品のあらすじ
「あらすじって重要なの?」と思う方も当然いることでしょう。
しかし、私はあらすじが好きなんです!(謎の宣言)
あらすじは、作品と読者が出会うきっかけの1つ。
ここで読者(仮)にトキめいてもらえれば、第一関門は突破できたと言えるでしょう。
※あくまで、かつて小説を書いていた私の持論です。
では気を取り直して、この作品のあらすじを簡単に。
舞台は西大陸ケナージュローゼ。
ここでは男性が女性に愛を捧げる「リーフィン」と呼ばれる風習があります。
女性の爪の表層に精巧な彫り物を入れる美しい文化で、10本目のリーフィンを申し出ることが正式なプロポーズとされます。
そして主人公のシェネラは、リーフィンの職人「青入れ師」。
15歳で号を取得して独立し、現在21歳となった彼女は、技術も評判も高い職人です。
しかし彼女の爪には、リーフィンがありません。
ケナージュローゼでは20歳までに結婚するのが一般的で、21歳になってもリーフィンがない女性は珍しいのです。
とはいえ、彼女に想い人がいないわけではありません。
得意客から「顔だけが取り柄のぐうたら亭主」と批評される、美しい男性ルネ。
彼は不定期にシェネラの家を訪れ、共に時間を過ごすパートナーです。
しかし「リーフィンを贈らないような男はダメ!」と得意客はシェネラを心配し、「ルネと別れるように」とまで言い出す始末。
それでもシェネラは、ルネとの関係を絶ちません。
なぜなら、彼らは大きな秘密を抱え合う特別な関係だから。
そんなある日、大雨の中、謎めいた男女がシェネラの家を訪れます。
2人の登場は、彼女の運命を、未来を、変えるには充分すぎるものでした。
そして舞台は大陸の反対側クロウァッハへ移り、4人の旅が始まります。
しかし旅は次第に、大陸の未来をかけた闘いに発展してしまうのでした…
この作品を推す理由
私がこの作品をオススメしたい理由は、以下の3つです。
①物語が細部まで丁寧に設計されているから
②「愛とは」「普通とは」といった重いテーマを、自然と考えさせてくれるから
③ファンタジーが得意でない私でも、最後まで楽しめたから
まず①。私が最も感動したのは、リーフィンの設定でした。
この文化はネイルアートに近いですが、10本目の申し出がプロポーズになるなど、美しい設定が組まれています。
しかし美しさに加え、異文化なのに読者の肌に自然と馴染むことが素晴らしいと思います。
私は以前ファンタジーを書いたことがありましたが、自分の生んだ異国の文化や空気に混じる違和感を解消できず、作品を中途半端にしてしまいました。
「プロだから上手くて当然だ」とも言えますが、私は麻木さんの設定力に深く感動し、尊敬の念を抱きました。
次に②。
あくまで私の感覚ではありますが、この作品には「愛とは」「普通とは」「善とは」といった普遍的な問いが漂っていると思いました。
哲学的な問題ではありますが、そういったテーマを忍ばせ、良い後味を残す作品が、私は好きです。
最後に③。実は私、あまりファンタジーが得意ではないのです。
理由はカタカナが苦手だから(これでも高校では世界史選択でした…)。
しかしこの作品は本格ファンタジーでありながら、カタカナが多すぎず、非常に読み進めやすいと感じました。
まとめ
そんなこんなで、今回は麻木未穂さん著『調幻の氷翠師』(富士見L文庫)をご紹介してきました。
実はつい数時間前に読み終えたばかりなので、「面白かった!」というテンションのまま勢いで書いた感じもありますが、魅力が少しでも伝わりますように。
この素敵な作品を、是非皆さんにも読んでいただけたら幸いです!
それでは、また。
はじめまして
はじめまして、Ericaと申します(^^)
出来たてほやほやのブログを見ていただき、とても嬉しいです!
今回は「はじめまして」と題し、簡単な自己紹介etc…を書いてみます。
ブログを始めたきっかけ
実は最近、私の周りの人が次々にブログを始めているようなんです。
そんな中「君も書いてみたら?」とオススメしていただき、最初は「えええ…」と思ったのですが、
文章を書くのは好き&負けず嫌い&好奇心だけはある
→「じゃあ…」と始めてみました。
しかし「ブログで何をするか」これが重大な問題でした。
趣味は読書とバドミントン、研究活動ですが…
そして悩んだ末の結論は… 面白かった本をひたすら推す。
(たまに研究のことも書く…かもしれないですが笑)
ということで当ブログでは
私が読んだ中から、オススメの本を選りすぐって紹介していきます!
「何か本を読みたい」なんて時、参考にしていただければ嬉しい限りです。
マイペースに更新していきますので、お暇な時にお付き合い下さいませ!